※準にゃんと雄真が結ばれている、と言う設定です。  ……ぶっちゃけると、準にゃんが雄真に美味しく食べられちゃった後の話、と  お考えいただけるとなお良いかと思います。  →前スレの文章をご覧の方は、それから繋がっていると思ってください。 「…ええっ、またカウント2.9なのっ?  ねえ雄真、あのレフェリー絶対おかしいわっ!」 「分かった、分かったから落ち着け……。」 準の家、居間。 ご両親が不在なのをいい事に、俺と準は昼間からのんびりとしていた。 ……準が、ビデオテープを取り出すまでは。 「……しかし、まさか準がプロレスファンだったとは。」 「なに?あたしがプロレスを見ちゃ駄目なの?」 「いや、駄目とは言わないんだが……。」 …男が熱狂するなら分かるのだが、準だとどうしても違和感がある。 ……オトコノコ、の筈なんだけどなぁ。 「……よし、そのまま極めちゃえっ!」 俺の葛藤を他所に、準は勝手にヒートアップしていた。 がしっ。 「…へ?」 「あーもう、このヘボ。  そこは、こうやって極めるのよっ!」 ぎりぎりぎりぎり。 「いだだだだだだだっ!?」 き、極まってる!俺の右腕が見事に極まってるー!? 「…あ。ごめーん、雄真。」 ぱっ。 俺の声でようやく気がついたのか、準の手が俺の腕から離れる。 「……あ、あのなぁ。  今、滅茶苦茶痛かったぞっ!?」 「あ、あはは。……やっぱり?  ごめんね……あたし、格闘技関連を見てると、どうしても興奮しちゃって。  実際の稽古や喧嘩なら、冷静でいられるんだけど……。」 「…それはツッコミ待ちなのか、準?」 稽古はまだしも、喧嘩って……。 ……全然想像出来ない。 「………雄真のえっち。」 「は…?」 突然、真っ赤な顔で俺を見つめる準。 「…その、雄真が望むなら、今からだって……しても、いいのよ?」 「……違う!そう言う意味じゃ無いっ!  と言うか、俺はそこまでケダモノじゃないぞっ!!」 「………ホントに?」 「…た、多分。」 「ほら、やっぱり雄真はえっちで、ケダモノさんなのよねー?」 にやにやと笑いながら、俺のほっぺたを準の指が突っつく。 「う、五月蝿いっ!  ほら、試合を見とけ、試合をっ!!」 そう言って、準から少し離れる。 ……真っ赤な顔で俺を見上げる準に、少し流されかけたのは秘密だ。 「折角、雄真をたっぷりとからかえると思ったのに……。」 「日頃からからかっておいて、まだ足りないと言うのかお前は。」 「当然。  …だって、大好きな雄真といつも一緒に居たい、って思うのは当然じゃない?」 「………っ。」 「…あ、照れてる。顔真っ赤。  やーん、雄真ってば可愛いっ♪」 「いいから、試合を見てろっ!!」 ああもう、疲れる。 …でも、準とのこんな雰囲気も、大好きなんだけどな。 「…よし、足を取った!そのまま行っちゃえ!!」 再び、準がテレビの画面に釘付けになる。 俺も一緒に、試合を観戦する。 「……よく分からんが、小学校とかでよくやってた奴に似てるな。  …ああ、電気アンマか。」 その内、片方がマットを手で叩く。 どうやら、試合が終わったらしい。 「はー、やっぱり足四の字固めは基本よね。」 「…と言われても、俺はさっぱりなんだがな。」 「……雄真って、プロレス見ないの?」 「……ん、コレが多分初めて。」 「あ…。」 俺の言葉を聞いて、準が申し訳なさそうな顔をする。 「もしかして、面白くなかったんじゃ……。」 「…そうでも無かったぞ。  意外と見入ってしまったし、それに……。」 「……それに?」 「我を忘れて盛り上がる準、ってのも見れたし。  …ファンクラブとかでは見れない、プライベートな準をまた発見できたからな。」 「……馬鹿。」 頬を赤く染める準。 …可愛いなぁ。 「でも…さっきのやつって、そんなに痛いのか?」 「さっきって……ああ、足四の字固め?」 「俺には、電気アンマに似たようなもの、って認識なんだけどな。」 「……ふーん。」 きゅぴーん。 準の瞳が、怪しく光る。 「じゃあ、実際に体験すれば早いわね、雄真♪」 「何っ!?」 がしっ。 いつの間にか、準の足が俺の足を捕らえていた。 そして。 「コレが、足四の字固め。」 ぎりぎりぎりぎり。 「いたたたたっ!?痛い、痛いって準!?」 「ほら、電気アンマと全然違うでしょ?」 「わ、分かった!分かったからっ!!」 「よろしい♪」 ぱっ。 「…い、痛いだろうがっ!?」 「だから、選手だってギブアップするんじゃない。  痛くなかったら、いつまでも試合が終わらないでしょ?」 「……鬼。」 「………へー。」 きゅぴーん。 「…え?」 がしっ。 ぎりぎりぎりぎりぎりぎり。 「いだだだだだだだだだだだぁっ!?」 「ちなみに、コレはアキレス腱固め。  こっちの方が、電気アンマに見た目は近いかもね?」 「わ、分かった!よーく分かりましたっ!!  だから、技を解いてくれえっ!?」 ぱっ。 「…ぐはぁ。」 「……これに懲りたら、乙女に対して鬼、なんて言っちゃ駄目よ、雄真?」 くすくすと笑う準。 それに対して、碌に返事も出来ず、ぐったりとする俺。 ……くそう。 このままでいいのか、小日向雄真? 自分の彼女……かどうかは性別的にちょっと微妙だけど、見た目は女の子の 準を相手に、このままでは……男が廃るっ! 「隙アリっ!」 がしっ! 「きゃっ!?」 完全に油断していた準のスカートの中に、俺の足先を突っ込む。 そして、両手でそれぞれの足を掴む。 「ちょ、ちょっと雄真!?」 「男として、このまま負ける訳にはいかない。  だから……喰らえ、ハチで鍛えた電気アンマっ!!」 そのまま、突っ込んだ足を、細かく振動させる。 「あっ……こ、こら、雄真……あああっ!?」 「ふっふっふ…放課後、毎日の様にハチにやり続け、終いにはハチが失神するまで  鍛えられたこの電気アンマ……その威力を味わえっ!!」 「ば、馬鹿な事やってるんじゃ……ひゃああんっ!?」 言葉すら上手く言えず、そのまま俺の電気アンマを喰らい続ける準。 「…とは言え、やっぱりやり辛いなぁ。」 ハチはズボンだったけど、準はスカート。 つまりは、ショーツ越しに直接、準のアレに攻撃しているので…足先が あちこちに動いてしまうのだ。 それに…あまり力を入れすぎると、直接攻撃している分、マズイ気もするし。 「……少しゆっくりにするか。」 ペースと力を落とし、準のアレの根元から先っちょまでを、俺の足で押さえつける。 そのまま、小刻みに足先を動かす。 「…あっ……や、雄真っ…。」 「……うーん、難しいなぁ。」 ぐにぐに。 「だ、駄目っ……んぅっ!?」 「…こうか?いや、先っちょに重点を置いて……。」 ぐにぐに。 「…んっ……やぁっ……。」 「を、大分慣れてきた。そうか、ショーツの場合はこうすればいいのか…。」 ぐにぐにぐにぐに。 「ひゃんっ……あっ、あんっ……。」 「……あれ?」 …やけに踏みやすいと思ったら、なんか…準のアレ、大きくなってないか? 「……おや?」 ふと気が付いたら、準は顔を真っ赤にして、身体をびくびくと震わせていた。 髪は乱れ、口元からは涎が零れ落ちている。 「……だ、大丈夫か?」 「…お、お願い……もう、許してっ……。」 目尻に涙を溜め、俺に許しを請う準。 ……だがそれは、今の俺には逆効果で。 「…準っ。」 このまま、準が果てる所を見たい。 そう思った俺は、更に足を動かすスピードを上げる。 「…あ、ああっ…だ、駄目ぇ、雄真っ!?」 「……見せてくれよ。  はしたなく果てる、準の姿を。」 「やっ…はずかしいっ…から、嫌っ……。」 そう言いながらも、準は俺の動きの邪魔をしようとはしない。 それどころか、逆に自分のアレを、俺の足先に押し付けてくる。 …多分、無意識の行動なんだろうけど……なら、遠慮はいらないな。 「…ほら、ほらっ!」 「んっ!?やっ、やあああっ!?」 狂ったように頭を振り、声を上げる準。 その声の間隔もどんどん短くなり、その内まともな言葉ですら無くなる。 そして。 「……っ!?」 どくんっ。 俺の足先に、大きく震える感触。 咄嗟に、準が自分の人差し指を口に咥え、声を押し殺す。 どくんっ、どくっ、どくんっ。 「んぅっ……んっ、んーっ…!?」 真っ赤な顔で目を瞑り、全身を振るわせる。 ほつれた髪が準の頬に張り付き、更に淫靡な雰囲気を醸し出す。 どくっ……どくん……どくんっ。 「…っ……ぁ…。」 全てを出し尽くしたのか、脈動が治まる。 どさっ。 そのまま、準の身体が仰向けに倒れる。 「じゅ、準っ!?」 「…だい、じょぶ。  ……ちから、ぬけた、だけ……。」 弱弱しい準の声。 「…本当に、大丈夫か?」 「……ん。」 俺の問いに、小さく頷く。 「そっか……良かった。」 小さく息を吐く。 …ふと、自分の足先が生暖かい事にようやく気づき、準のスカートの中から 足を引き抜く。 「…こりゃ、洗濯だな。」 俺の靴下は、準の先走りでぐしょぐしょに濡れていた。 また、所々には白濁とした塊……準の精液が。 「……って、そんな事はどうでも良かった。」 靴下を両方脱ぎ、部屋の隅っこに置く。 そして、未だに仰向けのまま倒れている準の元へ。 「…ゆう、ま……。」 「ん。此処に居るぞ。」 準の手を握り、頭を撫でる。 「……流石に、苛めすぎたか?」 俺の言葉に、準は黙ったまま。 「…とりあえず、落ち着くまで寝てろ。  傍にいてやるから。」 「……うん。」 頬に張り付いた髪を払ってやりつつ、お互いに無言の時が暫く続く。 「……ありがと。もう大丈夫。」 「本当か?無理するなよ?」 「ううん、本当に平気だから。  ………ね、雄真。ちょっと、耳貸して?」 「いや、普通に言えばいいだろ?」 「…お願い。」 じー。 「……はいはい。」 見つめられたら、逆らえないっての。 まだ起き上がれないっぽい準の為に、俺は寝転がる体制になり、準に顔を寄せる。 「…で、なんだ?」 「……あのね?」 「ああ。」 「………ちょっと寝なさい、この馬鹿雄真っ!!」 どすっ! 「ぐふっ!?」 鳩尾に一撃。 そのまま、俺は気を失った。 「……ぅ。」 「…雄真、お目覚め?」 準の声。 目を開けてみると、其処には……ネグリジェ姿の準が居た。 「……確か、俺は……って?」 ぎしりっ。 右手が動かない。何かに引っ張られている感じ。 左手も動かない。やっぱり、何かに引っ張られている感じ。 「……なっ!?」 顔を右手に向けると、俺の手はロープで縛られていた。 そして、そのロープの先は、ベッドに結わえられており、完全に固定されている。 「…左手もっ!?」 「あら、どうしたのかしら?  ……ゆ・う・ま♪」 俺の横で、にっこりと笑う準。 でも、その目は全然笑ってない。 「あ、足も動かないぞ!?って言うか何時の間に全裸っ!?」 「当然。だって、両手と同じように、ベッドに結わえてあるから。  そして、どうして裸なのかは……あたしが脱がしたからに決まってるじゃない。」 …つまりは、俺は素っ裸で、更にベッドに固定されているって訳だな。 オーケイ、把握した。 「……なに?あたしの顔に、何か付いてる?」 そして、獲物を狙うような瞳で俺を見る準。 さて、問題です。其処から導き出される答えは? …………。 「……報復っ!?」 「ピンポーン。冴えてるわね、雄真♪」 すっ。 準の素足が、ゆっくりと持ち上げられる。 「…あたしがどんな気持ちだったか……ゆっくりと、教えてあげるっ。」 ぐにっ。 「うっ!?」 俺のアレを、準の足が踏みつける。 「……ちょっと本気を出せば、このまま踏み潰しちゃったりも出来るのよねー。」 ぐにぐに。 「…そ、そんな脅しには屈しないぞ。」 「……ま、そんなつもりは全然無いけどね。  …愛しい雄真に、そんな事出来る訳無いでしょ。」 少し頬を染め、呟く準。 「………だけど、俺の鳩尾に一撃を入れて気絶さえたり、更には、  自分のベッドに縛り付けたりはするのか。」 「……それはそれ、これはこれよ。」 「無茶苦茶言うな!」 「…全然、反省の色が無いわね?」 準の足が、そのままゆっくりと下がっていき。 「…じゅ、準っ!?」 「お尻を弄くられると、男の人って大きくなっちゃうって…知ってた?」 ぐりぐり。 「う、あっ……。」 「へんな感じでしょ。ま、本当は手が一般的なんだけど……。  ……今の雄真には、あたしの足先で十分よね?」   くすり、と笑いながら、俺のお尻に足先を捻じ込む。 「や、止めろっ。」 「…さっき、あたしが許してって言った時、雄真は止めてくれた?」 「うっ…。」 「……乱れてたあたしに、興奮したんでしょ。」 ぐりっ。 「うぁっ……。」 言葉と共に、更に捻じ込もうとする準。 「…どうなの、雄真?」 「…そ、それは……。」 さっきの準の姿が、頭の中に蘇る。 「……あらら。身体は正直よね、雄真?」 「っ!」 俺のモノは、ゆっくりとだが、大きくなりつつあった。 「へぇ……雄真ってば、素っ裸で身動き取れなくされて、更に  お尻を弄られて……勃起しちゃうんだ?」 「ち、違う!これは、その……。」 だが、その言葉を受けて、更に俺のモノが大きく、そして硬くなっていく。 「……嘘つき。もう、こんなにカチカチになってるじゃない。」 ぐにっ。 再び、俺のモノを踏みつける準。 「雄真って、実はヘンタイ?こんな性癖があったの?」 「ち、違うって!」 「違うって幾ら口で言っても、こっちの雄真は正直よねー。」 そう言って、ゆっくりと足先を動かし始める。 「くぅっ……。」 「あ、びくんって動いた。  ……雄真、気持ちいいんだ?」 「……。」 「…言葉では負けるからって、無言で通すつもりね?  ……なら、こっちも容赦しないわよ?」 準の足先が、俺の亀頭をゆっくりと撫で回す。 足の指が擦れる度に、俺の身体はびくん、と震えてしまう。 「ほら、どんな感じなの?」 「…っ。」 顔を逸らす。 「……まだ抵抗するの?」 ぐにぐに。 「ぅ……。」 「…素直になりなさいよ。  あたしの足で弄ばれて、気持ちいいんでしょ?」 「…ぁ……っ……。」 ゆっくりと蠢く準の足先。 最初は少し痛かったのも、徐々に無くなり、逆に気持ち良くなっていく。 そして、その内に……。 にちゃっ。 「……おかしいわね。  あたしの足、なんかヌルヌルするの……どうしてかしら?」 準の足先が、俺のモノから離れる。 だが、その間には細い糸が生まれていた。 「…雄真の先走りで、あたしの足…もうベトベトね。」 「……くぅ。」 「びくん、びくん、って震えて……あ、また先走りが出てきた。」 くすくすと笑う準。 「………とは言え、これ以上苛めちゃうと、本気で雄真が怒っちゃうだろうし。」 「……。」 顔だけは準に向け、じろり、と睨む。 「…分かったわよ。そんなに怖い顔しないの。」 そう言って、準が俺の足元に屈む。 「……って、何してる?」 俺の足元に座り込んだ準は、両足で俺のアレを挟んでいた。 「えっと、確か…足コキ?」 「あ、足コキって……そんな事はいいから、早く俺を自由にしろっ!」 「そんな事言って……雄真だって、こんな状態で寸止めなんて、辛いでしょ?」 ぐにぐに。 「うぁっ…。」 「…痛くない?」 器用に両足で俺のモノを扱きながら、準が聞いてくる。 「いや、痛くは無いけどさ……。」 「…じゃあ、気持ちいい?」 「……だーかーら、俺を解放しろって言ってるだろっ!?」 「…気持ちいいのね?」 じー。 「………気持ちいい、です。」 「良かった…。」 本当に嬉しそうに微笑む準。 「ね、雄真。…雄真のイク時の顔、見たいな……。」 「なっ……そ、そんなの、何度も見てるだろ!?」 「…その時って、大抵あたしも一緒か、もしくは、あたしが疲れてて  ちゃんと見れないんだもの。  ……お口でしてる時は、いつも雄真が苛めるから、余裕が無いし。」 「…う。」 確かに、思い当たる節がありすぎる…。 「…あのね、雄真。」 「…なんだよ。」 「……雄真が、あたしの果てる時の顔を見て悦ぶ様に、あたしだって、  雄真が果てる時の表情を見たら……嬉しいんだから。」 ぐにっ。 「く、うぅっ……。」 片方の足が鈴口を擽り、もう片方の足が根元を押さえつける。 「準っ…。」 「…見せて。あたしで感じる、雄真の姿。  此処には、あたしと、雄真しかいないんだから。」 そのまま、準の両足がゆっくりと蠢く。 その度に、俺の口からは無意識に声が漏れ、溢れる先走りが準の素足を汚していく。 ぐにゅっ、ぐちゃっ。 「くぅ…ああっ。」 「…ほら、雄真……あたしの両足、雄真の先走りでベトベトよ。  ちょっと動かす度に……えっちな糸が、いっぱい出来てる。」 にちゃっ……。 俺に見せ付ける様に、準の足が俺のモノから離れる。 すると、俺のモノと準の両足の間に、複数の糸が出来上がる。 「……じゅ、準っ。」 「…なぁに?」 くすり、と準が笑う。 「…分かってるんだろ、俺の言いたい事。」 「当たり前じゃない。……あたしの愛する人、だもの。  だけど……ちゃんと言葉にしてくれないと、今は駄目。」 にちゃ。 再び、準の両足が俺のモノに添えられる。 そして、再び動き、俺のモノを扱き出す。 ぐにゅ、ぐにゅ、ぐにゅっ。 「あっ……ぐぅっ。」 ただし、さっきまでのゆっくりとした動きとは違った、早くて力強い動き。 本来ならば痛いぐらいなのだろうが、自分の出した先走りが潤滑液となり、 逆に物凄い快感となって俺に襲い掛かる。 「…うぁっ……ま、まずいっ……。」 頭が段々と霞んでいく感覚。 こ、これじゃ…もうちょっとで……! 「……駄目よ、雄真。」 ぴたっ。 準の足が、突然止まる。 「なっ……。」 「…もう少しだったのに、残念ね?」 「ど、どうして…。」 「……さっきも言ったじゃない。  雄真に、ちゃんと言葉にして言って欲しい、って。」 「そ、それは…。」 「でないと、絶対にいかせてあげないから。  ………耐えられる?」 そう言いながらも、準の足先が俺のモノを責め続ける。 だが、その動きはゆっくりすぎて、気持ちはいいけど……これじゃ、達する事は出来ない。 それでも、俺の心を追い詰めるには、十分の効果がある。 「……準っ。」 「…そんな目で見ても駄目。  コレはあたしを苛めた雄真へのお仕置きなんだから、ちゃんと言葉にして言わないと、  許してあげないわよ?」 「くっ……。」 「その代わり……ちゃんと言えたら、雄真をいかせてあげる。  ……ううん、今日一日、雄真の奴隷になってあげる。」 仄かに上気した顔で、俺を見つめる準。 唇を舐める準の舌が、艶かしい。 「だから…ね、ちゃんとあたしにお願いして。  『準の足で、俺をいかせて欲しい』って。」 「……どうしても、言わないと駄目なのか?」 「…どうしても、聞きたいの。  ……好きな人に求められるのって、凄く嬉しい事なんだから。」 ぐにゅっ。 「うっ…!」 「…お願い、雄真。  それさえ言ってくれれば、あたしを好きにしていいからっ。」 ぐにゅ、ぐにっ。 「…っ、あっ……。」 「ね、いきたいでしょ?あたしの足、気持ちいいんでしょ?」 「きもち、いいっ……。」 激しく動かされる準の足。 その気持ちよさに、再び上り詰めていく。 「…ほら、ほらっ。」 「う、ぐっ……。」 「もういきそう?白いの、いっぱい出したい?」 頭がぼんやりとしてくる。 その中で、快感と準の声だけが脳裏に響く。 「…出したいっ。早く、いっぱい射精したいっ。」 「うん。あたしも、早く雄真に気持ち良くなって欲しいの。  だから、ね?お願い……言って!  ……あたしを、求めてっ!!」 ぐにゅっ! それまでの中で、一番の刺激。 それと準の声がきっかけとなり、俺の口から言葉が出る。 「……いかせてくれ。」 「…ちゃんと、言って。」 「………準に、いかせて欲しい。  えっちな準の足で、俺をいかせてくれっ!!」 もはや、やけっぱちな叫びに近い俺の言葉。 それでも、準は俺の言葉に、にっこりと微笑んで。 「……ありがと、雄真。  …それじゃ、お約束通り……えっちなあたしの足で、いかせてあげるっ。」 俺のモノを挟んだ準の両足が、激しく上下する。 今までとは違う、明らかに俺をいかせるための動き。 「あっ……くぁっ。」 「あ、びくびくしてる……いきそうなのね、雄真?」 準の問いに、ただ首を縦に振る。 最早、言葉を喋る余裕は無い。 ぐにっ、ぐにゅっ、ぐにっ。 「っ…。」 頭の中が真っ白になる。 早く、いきたい。 それ以外が、何も考えられない。 「雄真…雄真っ!」 ぐにぃっ。 「うああっ!?」 準の足先が、俺の亀頭を掠める。 それが、引き金になった。 びゅくんっ! 「きゃっ!?」 「〜〜〜っ!」 びゅくんっ、びゅくっ、びゅくっ! 「……いっぱい、出てるっ……。」 溜めに溜められた欲望が、一気に吐き出される。 「あ……。」 俺が身体を振るわせる度、塊状の精液が、準の足を汚していく。 びゅくっ……びゅ……びゅくっ。 「…は、ぁ……。」 「……いっぱい出たね、雄真。」 たっぷりと出し切って、ぐったりとする俺に、準の声が聞こえる。 「…凄い。  あたしの足、雄真の精液で……いっぱいよ。」 見ると、自分の足に付いた精液を、準が人差し指で掬っていた。 そして。 「…んっ、ちゅっ……。」 「……なっ!?」 精液の付いた人差し指を口に入れ、ゆっくりと舐っていた。 さも、飴を舐めるかのように、美味しそうに。 「……うん、雄真の味。」 「な、何を馬鹿な事を……。」 「だって…折角、雄真があたしの為にこんなに出してくれたんだもの。  ……勿体無いじゃない。」 そう言って、再び足に付いた精液を掬い取り、口に入れる。 「…ちゅっ……ぴちゃっ。」 「おいおい……。」 だが、俺の台詞が聞こえないのか、準は延々とその行為を繰り返す。 その度に、準の吐息が荒くなり、瞳が潤んでいく。 …だが、それも何時までも続く訳でも無く。 「……精液、もう全部無くなっちゃった。」 「…全部舐め取ったのかよ。」 「………うん。  雄真の精液、美味しくて……舐めてると、凄くえっちな気分になるの。」 すっ。 準が、自分のネグリジェを捲る。 「…ほら、ね。」 「……っ。」 準のショーツは、こんもりと盛り上がり。 準のアレから流れ出た先走りで、濡れていた。 「…えっちだな、準。」 「……雄真だって、あんなに出したのに…。」 準の指が、再び勃起した俺のアレに伸びる。 「………もう、こんなになってるの?」 「……お前の所為だろうが。  準が、あんな事するから…また大きくなっちまったぞ。」 「……うん。あたしの、所為、よね…。」 「だから…分かってるな?」 「…ん。」 真っ赤な顔で、準が頷く。 「……で。  今は凄く、準を抱きしめたい気持ち、なんだけど…。」 「…うん。」 そのまま、お互いに沈黙が続く。 「……だから、さ。」 「…雄真?」 「……俺は、準を抱きしめたいんだってば。」 「……うん。あたしも、雄真に抱きしめて欲しい。」 …駄目だ。準の奴、頭のネジが飛んだか? 「……だーかーらー。  両手両足を固定されて、どうやって抱きしめろっつーんだっ!!」 「…あっ!」 ようやく気が付いたらしい。 「ご、ごめんね雄真!  今すぐ、ロープをほどくからっ!」 慌てて後ろを向き、足のロープをほどき始める準。 「…ん、しょっ。」 ロープをほどいている間は、当然準は後ろを向いている訳で。 すると…俺には、準のお尻がずっと見え続けている訳で。 「……あれ、結構硬く縛ったから…。」 ふりふり。 「…よし、もうちょっとで……。」 ふりふり。 「……これも計算の内じゃ無かろうな…。」 「よし、ほどけたっ。  次は手のロープをほどくわね、雄真。」 「…早めによろしく。」 揺れる準のお尻を見続けて、俺の理性はかなりボロボロ。 「……ああもう、なんでこんなにきつく縛っちゃったのかしら…。」 …なのに、今度は俺の真横に準のお尻があるんだよなぁ。 「…あ、あのさ、準。」 「あ、痛かった?」 「……んにゃ。」 ……天然か。コレは全て天然なのか。 「よし、残るは左手ね。」 そう言って、準が俺の顔の上を跨ぐ。 …だから、どうしてそう言う行動をするかな。 「…もう少し……。」 するっ。 「取れたっ。  ごめんね雄真、これで…。」 がしっ。 「えっ!?」 振り向こうとした準の腕を取る。 そのまま、準をベッドに押し倒す。 「ゆ、雄真?」 「……さて、と。  さっきの台詞、忘れて無いよな?」 「さ、さっきの台詞って……?」 「『今日一日、雄真の奴隷になってあげる』。  忘れたとは言わさないぞ。」 「あ、あはは……もしかして、結構暴走気味?」 「はっはっは。  ……あんなえっちなお前を見て、抑えられる訳が無いだろ。」 ぎゅっ。 力いっぱい、準を抱きしめる。 「…こんなに狂わせるぐらい、可愛いお前が悪いんだからな、準。」 「……うん。約束は、守らなきゃ。」 きゅ。 準も、俺を抱きしめる。 「…あたしは、雄真の奴隷。  だから…好きにして。いっぱい苛めて。  ……あたしの全て、雄真にあげる。」 「……ん。もう離れなれない、ってぐらい可愛がってやる。  覚悟しろ、準?」 「…うん。離れられないぐらい、あたしを、雄真の色に……染めて。」 …そして。 準の部屋からは、すすり泣くような声がずっと聞こえたり、聞こえなかったりしたとか。