良い子にも分かる前回までのあらすじ。 まずは第一部! 「クリスマスイブの夜、準の家でクリスマスパーティーを行っている雄真、準、ハチの三人。  そんな中、ハチがコタツの対面に居るにも関わらず、準をコタツの中に隠し、  無理やり自分のモノを咥えさせる雄真。」 「おい。」 「雄真を優しく受け入れ、雄真のモノにご奉仕する健気な準。  そんな準に対し、雄真は喉奥まで自分のモノを突き入れ、準の口を犯す。」 「こら。」 「喉奥で容赦無く射精する雄真。  吐き出そうにも雄真のモノで口を塞がれている準は、苦しみながらも雄真の精液を  飲み干していく。」 「待てって。」 「だが悲しいかな、雄真の調教により淫らな身体にされてしまった準は、雄真の精液を  飲む事で、自らもまた達してしまうのであった……。」 「待てっつってんだろーがこら!  このあらすじ、全然違うだろうがっ!?」 「なによ雄真。随分と不満そうね?」 「不満に決まってるだろうが。  これじゃ、明らかに俺が無理やりさせてるみたいじゃないか。」 「間違ってないじゃない。」 「何処がだっ!  そもそも最初に手を出したのはお前だ、準!  しかも俺は精液を無理やり飲ませてなんか無い!お前が勝手に飲んだんだろ!  ……まあ確かに、多少無理やりに準の口を犯してしまったのは認めるが。」 「じゃあやっぱり雄真が悪いわ。  ……ああ、あたしの身体はもう、雄真の精液で達する身体にされて……お嫁に行けないっ。」 「それも俺の所為じゃ無いだろっ!  つーか、そもそもお前はお嫁に行けなくて当然だろうが。」 「それもそうね。  ……嫁ぐ先は、もう決まってるもの……ね、雄真♪」 「うっ……そ、そんな目で見ても……。」 じー。 「…は、早く次のあらすじ読めっ。」 「くすくす…はーいっ。」 良い子にも分かる前回までのあらすじ。 続いて第二部! 「酔いつぶれたハチをとっとと準の家から追い出した後、初めて準と一緒にお風呂に入る事になった雄真。  湯船の中であらぬ想像を繰り広げるが、そんな雄真には全く気づかず、お風呂場に入る準。」 「…おーい。」 「雄真を信頼している準は、無防備にもその背中を雄真に向け、身体を洗い始めてしまう。  そして……欲情した雄真が、準に襲い掛かる。」 「…待て。待て待て待て。」 「抵抗するも、か弱き乙女の準がが肉欲に溺れた男の雄真に勝てる訳も無く…  準は泡踊りのご奉仕を雄真にする事となる。」 「すでに全然違うだろーがっ!」 「準の健気な奉仕に、再度大量に射精する雄真。  だが、雄真の肉欲はそれでは収まらず、準の身体を弄びつづける。」 「……そ、そこはあながち間違っても無いな。」 「心では拒みつつも、すでに身体は雄真の責めで受け入れる準備が整ってしまった準。  ……何度も繰り返された陵辱が、また今夜も起きようとしていた。」 「こらこらこらっ!」 「『……容赦無く犯してやる。』」 「……うぐっ。」 「この台詞は、間違い無く言ったわよね?」 「た、確かに言ってるけど……途中、明らかに違う部分があっただろうがっ!?」 「だって……湯船で悶々としてたのは事実でしょ?」 「うっ。」 「欲情したのも本当だし。」 「…いや、それはそうだけど。」 「泡踊りのご奉仕もして貰ったでしょ?」 「して貰ったけど、それは俺が無理やりさせたんじゃ無くて……。」 「あんなにいっぱい射精したのに、すぐ復活してたじゃない。」 「そ、それは……準が俺の精液を舐め取るのが、色っぽかったからで……。」 「……それじゃ、あたしを犯す、って言ったのは……嘘なの?」 「……本当です。」 「と言う訳で、第三部スタートよ♪」 「うがあああ、所々にある嘘をフォローせずスタートするなぁっ!!」 「んっ…ちゅっ……。」 「んんっ…んむっ。」 泡や汚れを流す為、頭からシャワーでお湯を浴びている。 だが、そんな事なんて最早どうでもいいかのように、俺と準はずっとキスを続ける。 「…雄真ぁ……早く、お風呂から上がらないと……。」 「……そうだな。  早く風呂から上がって……準の部屋に行かないと。」 とっとと風呂から上がって、身体を拭いて。 準の部屋に行けば、準を抱ける。……準を犯せる。 分かってはいるのに……俺も準も、お互いの愛撫に夢中になっていた。 「…また先走りが溢れてるな、準。  駄目だぞ、ちゃんと綺麗にしないと。」 勃起した準の亀頭を撫で、先走りを洗い流す。 「あんっ……さ、さっきもう洗い流したじゃないっ…。  それに…。」 準の手が、俺のモノに伸びる。 「う、くっ…。」 「…雄真だって、いっぱい溢れさせてるじゃない。  ……雄真こそ、ちゃんと洗わないと、駄目よっ…。」 お返しとばかりに、準の指が俺の亀頭を撫で回す。 「…あっ……駄目、気持ちいいのっ……。」 「ううっ…準の指が……っ。」 …勿論、お互いに再び先走りを溢れさせるだけ。 そして、決してお互いに相手をいかせる事は無い。 「……雄真の、えっち。すけべ。変態っ。」 「……五月蝿いっ。  早く俺に犯して欲しい奴が言う台詞か、準っ。」 お仕置きの代わりに、準のお尻の孔に指を這わせる。 「あ、あぁっ……。」 「…ここも、ちゃーんと綺麗にしないとな?」 つぷっ。 「ひゃんっ!」 「…あっさりと指が入っちゃったぞ。  ……流石は風呂に入る前に準備しただけはあるな。」 「やっ……駄目っ、動かしちゃっ……。」 中でゆっくりと指を動かすと、それに反応して準の身体も震える。 「なんでだ?俺はただ、準のお尻を綺麗にしてるだけだぞ?」 「…や、やなのっ…あんまりされたら……いっちゃう、からっ……。」 俺の身体に縋りつき、潤んだ瞳で俺を見上げる。 「指…気持ちいい、けど……雄真のコレで…いかせて欲しいのっ。」 「うああっ……ちょ、準っ…。」 準の手が俺のモノに伸び、音が立つ程に激しく扱きあげる。 「待て、待ってくれ準っ…!」 静止の言葉を聞き、準の手が動きを止める。 「……どうして止めるの?  あたしは、コレを綺麗にしてるだけよ?」 「………すまん、俺が悪かった。」 「…分かってくれた?」 「ああ。  …俺だって、果てるなら……準の中で果てたい。」 「雄真……。」 「準……。」 お互いに、暫く見つめあう。 「……上がろう。」 「……うん。」 「……だめぇっ。だめだってばぁっ……。」 「……はぁっ。はぁっ……。」 二階にある、準の部屋の前。 素っ裸の俺は、同じく裸の準を後ろから抱きしめていた。 勿論、ただ抱きしめている訳じゃ無く、俺の勃起したモノは準のお尻の孔に当てられ、 ぐりぐりと押し付けられている。 「…ほら、早く扉を開けろよ、準っ。」 「だ、だってぇっ……。」 もう何度目かは忘れたが、準がドアのノブに手を掛ける。 それと同時に、俺は中に入らないぎりぎりの強さで、自分のモノを準のお尻に押し付け、 小刻みに腰を動かす。 「…あっ、あああっ…やぁぁっ……。」 俺の責めに、準の身体から力が抜ける。 当然、その状態ではドアのノブを回す事なんて出来ない。 「……どうした?開けないのか?」 片手は準を抱きしめたまま、もう片方の手で準のモノを扱く。 「ひゃんっ……駄目、駄目ぇっ…。」 口からは涎を垂らし、太ももは俺と自分の先走りでぬめぬめと光りながら、 準はがくがくと身体を震わせる。 「……ほら、早く入れよ。  準の部屋に入りさえすれば……コレを、準の中に入れてやれるんだぞ?」 「…う、うううっ……。」 顔をこちらに向け、恨めしそうに睨みつける準。 「…睨んだって駄目だぞ。  さっき散々俺を追い詰めてくれたのはお前だろ、準?」 何とか理性を取り戻し、風呂から上がった俺達だったが……。 …一度点いてしまった欲情の火は、治まるどころか、時間が経つ程に燃え上がっていった。 風呂場を出る時は、お互いにちゃんとパジャマを着ていた。 そして、風呂場から二階にある準の部屋までは、どうやっても1分もかからない。 その筈、だったのだが……。 「……準っ。」 「きゃっ!?」 準の後ろ姿を見てるだけで再び欲情してしまった俺は、準を背後から抱きしめた。 「ちょ、ちょっと雄真……んむぅっ!?」 そして、振り向いた準の唇を強引に奪い、舌を捻じ込む。 「ん、ぷぁっ……。」 「ん……んんっ…。」 最初は必死に拒んでいた準も、徐々に身体から力が抜けていき。 「んっ……ちゅ、んむっ…。」 「んんっ……ちゅっ…。」 いつしか、準も積極的に舌を絡めだす。 「……準。」 「…だ、駄目っ。  ほら、もうちょっとであたしの部屋……。」 拒絶の言葉を紡ぎながらも、準はパジャマのボタンを外す俺を止める事はしない。 それを良い事に、俺は準のパジャマのボタンを全部外す。 「準の身体……いい匂いがする。」 「やんっ…。」 準の香りを嗅ぎながら、額、鼻先、ほっぺた、首筋…と、キスをしていく。 「準のおっぱい……可愛いぞ。」 「…どうせぺったんよ。ナイチチよ。」 「まあ、オトコノコだからな。」 「……うー。」 真っ赤な顔で、俺を睨む準。 「…でも、女の子の胸は刺激を与えると大きくなるって聞いた事があるぞ。  でもって、準の心は乙女なんだから……試してみるか。」 そう言って、準の胸にしゃぶりつく。 「ひゃんっ!?」 「ちゅぱっ…れろっ…。」 「んっ……あっ、ああっ……。」 無意識なのか、準の腕が俺の頭を抱きしめる。 「雄真……雄真ぁっ。」 準の声に応えるように、準の胸を交互に舐め、しゃぶっていく。 しゃぶってない方は手で揉み解し、余った手はそのまま準のパジャマの下へ。 「…だ、駄目っ。」 「……えっちだな、準。  さっき下着を着けたばかりなのに……もう濡れて、ぬるぬるしてるぞ?」 「やぁっ……言わないで……。」 「このままだとパジャマが汚れるから……脱ごうな。」 準の返事を待たず、パジャマの下をずり下げる。 そこには、勃起した準のモノで盛り上がり、先走りで濡れたショーツが。 「…や、見ないでっ……。」 「……。」 真っ赤な顔を手で覆い隠しつつ、準が呟く。 そんな準の言葉を無視して、びくびくと震える準のモノに手を伸ばす。 「あんっ……やぁ、触っちゃ、駄目っ…。」 俺の頭に手を置く準。 本当は俺を押しのけたいんだろうけど…気持ち良くて力が入らないのだろう。 「そっか…じゃあ、触らなければいいんだな、準?」 「……え?」 返事を聞く前に、俺はショーツを下げ、準のモノを外に出す。 そして。 「…あむっ。」 「ひゃあんっ!?」 歯を当てないように気を付けつつ、先っぽを口の中に収める。 「ゆ、雄真っ!?」 「んー……。」 確か…準にして貰った時は、舐めたり吸ったりして貰ってたような。 …あとは。 「はふぃへへふぁはは、はひょうほほほははんふぇんは?」 「だ、駄目っ。あたしのを咥えたまま喋らないでっ……。」 「……。」 にやり。 「ど、どうして笑うのっ?」 「……ふぁいふひふぁふぉ、ふゅん。」 「んあああっ……。」 初めて自分のモノをしゃぶられて、快楽に身体を震わせる準。 目からは涙を流し、口からはだらしなく涎を零す。 「…んっ……んぐ、んむ……。」 「あっ、あ、あああっ……。」 準のモノを舐め回していると、しょっぱいような、苦いような味が口の中に広がった。 …ああ、先走りってこんな味なんだ。 確かに、あんまり美味しいと言えるもんじゃ無いけれど。 「……んんっ。」 「やっ、先っぽ吸っちゃ駄目ぇっ!?」 準が気持ち良くなってくれてると思うと……全然気にならない。 むしろ…もっとしてあげたくなる。 「んっ…ん、んむっ、んんっ。」 「やっ、あんっ…ゆうまっ……ゆうまぁっ。」 準の身体が大きく震え、あえぎ声も甲高くなり。 「……あ、ああっ!?」 「…ぷぁっ。」 そして、準が目を瞑ったところで、俺は準のモノを口から出す。 「………え?」 「…駄目だぞ、準。  果てるのは、準の部屋で…だもんな。」 自分でも意地悪だとは思うが、風呂場からそう言ってたんだから仕方が無い。 ……決して、寸止めされた準の潤んだ瞳を見て悦に入ってる訳では無い。無いったら無い。 「……っ。」 顔を上気させたまま、俺を睨む準。 「そんな風に睨んでも駄目。  ……さて、そろそろ準の部屋に行くぞ。」 そう言って、俺は準に背を向ける。 でないと…また意地悪しそうだし。それに……俺自身もいっぱいいっぱい。   「…えいっ!」 どんっ。 「うをっ!?」 背後からの衝撃。 その勢いに押され、俺は壁に押し付けられる。 「でもってっ。」 ぎりぎりぎり。 「いたたたたたっ!?」 腕を捕まえられ、捻られる。 「じゅ、準っ!?いきなり何するんだっ!?」 「……ゆ〜うま♪」 甘い準の声。 だが……俺はその声を聞き、逆に恐怖していた。 こんな声を準が出す時、それはつまり…。 「…もしかして、怒っていらっしゃいますか?」 「……うふふふふ。」 ヤバイ。かなり怒っていらっしゃるご様子だ。 「えーと……ほら、そろそろお部屋に行きませんか、準さん?」 「…ねえ、雄真。  あたしだけここまでされて、雄真は何もされないって言うのは…虫が良すぎじゃないかしら?」 「そ、そんな事は無い…んじゃないかな?」 「……あ、そうだ。」 きゅぴーんっ。 にやり。 …今、絶対笑った。 背後に居るから見えないけど、俺には準が目を光らせて笑った姿が容易に想像できた。 「あたしに新しい快楽を教えてくれたお礼に……雄真にも、新しい快楽を教えてあげるわね?」 「…は?」 言葉の意味が分からず、一瞬呆然とした、その瞬間。 つぷっ。 「はううっ!?」 「隙ありっ♪」 準の人差し指が、俺の……お尻の孔に入れられていた。 「な、な、なあっ!?」 「あ、暴れちゃ駄目よ雄真。  ちゃんと爪のお手入れはしてるけど……下手したら、お腹の中が傷ついちゃうから。」 「う、あうっ……!?」 お尻にある異物感に、どうしても落ち着かない。 「…あらら。さっきまであんなに元気だったのに。」 もう片方の手を俺のモノに伸ばした準が、少し寂しそうに呟く。 「あ、当たり前だっ!  こんな事された状態で、元気になる訳無いだろうがっ!?」 「……その言葉、忘れちゃ駄目よ、雄真?」 ぐにぐに。 「な、何をっ!?」 俺の中で動き始める準の指。 初めてのその感覚に、思わず逃げそうになり。 「…逃げちゃ駄目でしょ?」 ぎゅうっ。 「おうっ!?」 俺のモノを、準が強めに握り締める。 「今度また逃げそうになったら、その時は…。」 「そ、その時は?」 「……ぐちゃっ、ってしちゃうかも♪」 「ひいっ!?」 逃げちゃ駄目だ。逃げちゃ駄目だ。逃げちゃ駄目だ。 今の準だったら……本気で潰しかねない。 「んー…多分、ここらあたりに……。」 ぐりっ。 びくんっ。 「うあっ!?」 「あ、見つけた。」 突然、背筋を不思議な感覚が走り、俺は身体を大きく震わせた。 「うお……ああ、あぅっ……。」 「…どう?なんか感じる?」 準の手が動く度に訪れる感覚。 こ、これは……。 「…感じたみたいね、雄真♪」 いつの間にか、俺のモノが再び勃起していた。 準は握り締めてただけで、それ以外は何もしていないのに。 「こ、これは…?」 「前立腺マッサージ、ってやつ。  …ほら、女の子って連続で絶頂を迎えられるけど、男って普通は無理でしょ?」 「……まあ、出しちまったら終わりだな。」 「それを可能にする方法が…これなの。」 「…へ、へぇ。」 …凄い嫌な予感が、俺の頭を過ぎる。 「人にもよるんだけど…上手にいけると、射精せずに、ずっといっちゃうんだって。」 「……なあ、準。」 「なーに?」 「……どうして、そんな事を俺に話すんだ?」 「やあね、雄真ってば。  …もう、分かってるんでしょ?」 ぐりぐりぐりっ。 「うっ、ああっ!?」 さっきよりも更に強い衝撃。 「あは…もうこんなにカチカチにして。  雄真ってば、初めての筈なのに……もしかして、素質があるのかしら。」 「あぅっ、あ、ああああっ……。」 無理やり訪れた快楽の波に俺は抗う事が出来ず、情けない声を上げてしまった。 「あたしに無理やり押さえつけられて、お尻に指を突っ込まれて。」 「うっ……あぐぅ……。」 「それなのに、ここをこんなに大きくして、カチカチにさせて……。」 「ああっ……ぐ、はぁ…。」 言葉でも俺を責める準。 だが…その言葉で、更に……。 「へー…あたしが喋る毎に、びくびくって震えて……先っぽから、透明な液が止まらないわよ?」 「…そ、それは……。」 「……雄真って、もしかしてマゾっ気があったりして?」 「……無いっ。」 準の問いに対し、否定の言葉を返す。 「今…即座に否定しなかったわよね?」 「ち、違う!それはっ……。」 「…あたしが苛めてるから…でしょ、雄真?」 「っ……。」 言葉に詰まる俺。 「くすくす……雄真の、ヘ・ン・タ・イ♪」 「う、五月蝿いっ。  …部屋に着いたら覚えてろっ。」 「勿論覚えてるわよ。お尻に指を突っ込まれて、はしたなく喘ぐ雄真の姿。」 「……くぅ。」 悔し紛れの言葉も、あっさりと返り討ちにされてしまった。 「…だから、お部屋に着いたら……好きなだけあたしを苛めて、雄真。」 囁くような、甘い、準の声。 それを聞いて、俺のモノは益々そそり立ってしまった。 「準……。」 もう、我慢できない。 俺は準に顔を向け、じっと見つめる。 「…うん。分かってる。……分かってるけど。」 ぐにっ。 「あひっ!?」 「悔しいのもホントだし、何より出さずにいけるのか興味があるから……このまま一回いっちゃいなさい、雄真っ。」 ぐにっ。ぐにぐにぐにっ。 「ひゃっ、あぅ、うあああっ!?」 や、ヤバイっ。 さっき味わった感覚が、それこそ桁違いの量で襲い掛かってくるっ。 こ、こんなの……耐えられないっ! 「準っ、じゅんっ!?」 「……えいっ!」 ぐりっ。 とどめとばかりに、準が更に強く刺激を与える。 そして。 「うああああああっ!?」 びくんっ。びくっ、びくんっ! 「あぅ、あぁ、あああっ……。」 すさまじい快楽の波に、俺は絶頂を迎える。 身体はがくがくと震え、口からは涎を垂れ流す。 だけど……。 「……凄い。  雄真の、硬いまんま…。」 俺のモノは射精する事無く、いきり立ったままだった。 「本当に射精しないで、果てちゃった……。」 「…あ、ぅ……。」 準の言葉に対し、返す余裕も無く。 俺はただ、まだ残る余韻に浸りながら、荒い息を付くだけだった。 「初めてなのに、いっちゃうなんて……。」 「……知るかっ。」 「やっぱり、あたしと雄真の相性がいいから、なのかしら?」 「…まあ、それはあるかもしれないけど。  ……それはいいとして、そろそろ指を抜け。」 「……。」 俺の言葉に、一瞬考えこんだ後……何故か申し訳なさそうな顔をする準。 「…あのね、雄真?」 「なんだよ。」 「こういうのって……経験がものを言うと思うのよ。」 「……待て。」 再び訪れる、嫌な予感。 「でね…今、丁度コツを掴みかけてる所なのよね。」 「待て待て待てっ!?」 ま、まさかっ!? 「…射精しないでいかせる事も出来る、って分かった事だし。」 「う……嘘だろっ!?」 「だから……思う存分味わってね、雄真♪」 「あれは最早、快楽地獄だったからな……分かってるのか、準?」 「だ、だからっ……もう何度も、謝ったのにっ……。」 「いーや、許さん。」 にちゃっ、にちゃっ。 「ひゃあんっ!?」 「……油断も隙も無いな、準。」 こっそりとドアノブに手を伸ばしていた準。 俺は準のモノを激しく扱き上げ、動きを封じる。  「や、やあっ……。」 「悪い子だな…準。其処までして、部屋に入りたいのか?」 「あっ……。」 準の身体をドアに押し付け、耳元に口寄せる。 「俺に、そんなに……犯されたいのか?」 「っ…!」 耳元で囁かれ、ぶるり、と準が身体を震わせる。 けれど、それも僅かな間。 「…そうよ。」 準の手が俺の手に重ねられ、強く握り締める。 「もう……我慢できないの。  …犯して。あたしを、滅茶苦茶に……犯してっ。」 「っ……。」 一瞬、意識が飛びそうになった。 …駄目だ。我慢できない。 「……仕方が無いな。」 がちゃり。 ゆっくりとドアを開ける。 「…ドア、開けたぞ。」 「…うん。」 「……後は、部屋に入るだけだ。」 「……うん。」 もう一度俺の手を握りしめた後、準の手が離れ。 ゆっくりと……部屋の中へと足を進める。 「……。」 俺も、準の後を追い部屋に入り。 がちゃり。 扉を閉め、鍵を掛ける。 ……そして。 「……準っ!!」 背後から、強引に準を抱き寄せる。 「準っ…入れるぞっ。入れるからなっ!?」 「早くっ、早く入れて、雄真ぁっ!」 準のお尻の孔に、我武者羅に俺のモノを突き動かす。 だが、俺も準も昂ぶっているせいか、なかなか入らない。 「くっ……!」 「あっ、やんっ……雄真っ、雄真ぁっ……。」 それが更に俺たちを焦らし、心を狂わせていく。 「やぁ…焦らさないで、雄真ぁ……。」 腰をくねらせ、俺のモノに押し付けてくる準。 つぷっ。 「あぁっ…。」 「よ、よしっ。」 ようやく、俺のモノが僅かながらも、準のお尻の孔に押し込まれる。 「……準。」 ぐっ。 準の身体を強く抱きしめる。 準も、俺の腕を強く掴み。 「……来て、雄真。」 「…準っ!」 ずぶっ! 「あああっ!?」 「うあっ!?」 一気に準の中に突き入れ、抉り込む。 その瞬間、お尻の孔が一気に締め付けられ。 「…ぐ、ううっ!?」 どくっ!どくっ、どぷんっ! 準の腸内へ、精液を容赦無く流し込む。 「やっ……だ、駄目ぇっ!?」 びゅくんっ!びゅくっ、びゅるっ。 俺の射精に合わせたかのように、身体を大きく引きつらせながら、準も射精する。 「くぅ…っ!」 「あっ…あぅ…あぁぁ……。」 奥まで捻じ込み、時折身体を揺すりながら、準の中を穢さんとばかりに、たっぷりと射精を行う。 準は俺にされるがままで、口からは声とも吐息ともつかない音が漏れる。 どくっ、どぷっ、どくんっ。 びゅっ、びゅるっ…びゅくん。 「……あ。」 どさっ。 全てを出し尽くした俺は、準を抱きしめたまま目の前に倒れこむ。 …だが幸いにも、倒れこんだ場所は準のベッドだった。 「はぁ…はぁ…。」 「…ぁ……。」 お互いに呆然としたまま、荒い息を付く。 そして、その状態が暫く続いた後。 「…ゆう、ま。」 「…おう。」 ようやく、準も喋れる程度にまでは回復したらしい。 「……って俺、準の上に乗っかったままか。悪い。」 準の身体の上から退く為に、準のお尻から俺のモノを引き抜く。 「ふぁっ……。」 ごぷっ。ごぽっ。 ひくひくと震える準のお尻。 俺のモノで突き動かされた所為で僅かに緩んだその孔から、俺が流し込んだ精液が零れ落ちる。 「……うわ、エロい。」 「って、そんなのじっくり見ないでよっ!」 慌てて身体を捻り、仰向けの状態になる準。 「…こっちはこっちで、やっぱりエロいな。」 準の胸元から下腹部まで、所々に飛び散っている白濁の塊…恐らくは、準の精液。 「…ちょ、ちょっと待って。  ふき取るもの持って来るから……。」 「……いや、要らない。」 「え?」 俺はゆっくりと、準の胸元に飛び散った塊に顔を寄せて。 「…ちゅっ。」 「ひゃんっ!?」 肌に吸い付き、精液の塊を口に含み……そのまま飲み込む。 「……表現の難しい味だな。」 「な、な……何してるのよ雄真っ!?」 「何って…準の身体を綺麗にしてるだけだけど?」 「だからって、別に雄真の口で綺麗にしなくても……きゃんっ!」 再び肌に吸い付くと、準の言葉が止まる。 「んっ…れるっ…。」 「やっ…舌でペロペロするなんて……。」 「…うーむ。  あっさりとしていてしつこくなく、それでいてコクがあり深みのある味?」 「…あたしの精液の味に、怪しい料理漫画みたいな評価しないでくれる?  って言うか……これ以上は怒るわよ?」 さっきまでとは違う意味で、ふるふると身体を震わせる準。 …と、言われてもなあ。 「……お前が過去にした事を、そのまんま俺がしてるだけなんだけど?」 「過去って……あ。」 どうやら思い出してくれたらしい。(※HappinessAnother00_2.txtをご参照下さい) 「と言う訳で……今こそ、復讐の時っ。」 「きゃあっ!?」 再び準の肌に吸い付き、精液を舐め取り、しゃぶり尽くしていく。 その度に、最初は『変態』だの、『鬼畜』だの文句が飛んでいたのだが……。 「ちゅっ……ちゅぱっ。」 「あっ……あんっ……。」 甘い声を上げる準。 その瞳は、ふたたび潤み始めていた。 「……ふぅ。こんなもんかな?」 「…やっと、終わった……の?」 僅かに頭を上げ、俺を見つめる準。 「ああ。ばっちり綺麗にしたぞ。」 「…あたしの精液を舐め取るなんて……洒落抜きで変態よ、雄真。」 「そりゃお互い様だろ。  それに……大好きな準のだから汚いなんて思わないし。」 「…そ、そう言う問題じゃ無いでしょっ。」 「って言われても……。」 きゅ。 「あっ…。」 「…ココをこんなに大きくしてる奴に言われてもな?」 俺に身体を綺麗にされている間に、また昂ぶってしまったらしく。 準のモノは再び硬さを取り戻していた。 「…そう言う自分はどうなの、雄真?」 準の目線の先。 其処には……懲りもせず勃起した、俺のモノが。 「コタツで一回、お風呂場で一回、さっきあたしの中に一回。  ……ほんっとうに、ケダモノなんだから。」 「…じゃあ、そのケダモノに弄くられ、犯されて悦んでるような奴は、  そのケダモノ専用の、交尾用の雌犬って事か……なあ、準?」 冗談半分に言って、にやり、と笑う。 「……。」 「……あれ?」 てっきり何らかの切り返しがあると思っていたが、準は俺の目を見つめたまま。 「えーと…準?」 「……わんっ。」 ………わん? 「……は?」 「くぅん……。」 準は身を起こすと、俺に背を向けて、四つんばいになる。 「……じゅ、準さん?」 「……わんっ。」 腰を高く上げ、ゆっくりと振る。 そして……。 「きゅぅんっ……。」 俺を見つめ、何かを訴えるように……鳴いた。